内容紹介
審査部に異動したばかりの銀行員・貴逵遼平は、無愛想な上司・柏邑紘人が苦手だった。
部署全体が殺伐とした空気になるほど、柏邑は人に冷たくあたるのだ。
だが、休日に犬を散歩させる柏邑の笑顔を見てしまった遼平はやがて、彼が癒えない傷を抱えたまま息を殺すように生きてきたことを知る。
そんな中、遼平は融資先との取引に不審な点があると気づき…。
部署全体が殺伐とした空気になるほど、柏邑は人に冷たくあたるのだ。
だが、休日に犬を散歩させる柏邑の笑顔を見てしまった遼平はやがて、彼が癒えない傷を抱えたまま息を殺すように生きてきたことを知る。
そんな中、遼平は融資先との取引に不審な点があると気づき…。