幸福の値段

唯一の肉親である祖母を亡くし、天涯孤独となった一崇。
実はゲイであることを祖母に告白できず、望まれるがままに結婚資金を貯めていたけれど、もうその必要もなくなってしまった。
そんなある夜、バーで出会った青年・ハナにそのことで弱音を吐いてしまう。
するとハナは「これからは自分のために、本当にやりたいことのためにそのお金を使ったらいい」と慰めてくれる。
すると、思わず「僕のヒモになってくれませんか?」と懇願してしまった!!
その日から、お金を渡すかわりに一緒に暮らしてもらうことに。
どうやらハナは今まで色んな人のヒモとして渡り歩いてきたらしい。
お金で繋ぎ止めているだけの関係だけれど、このぬくもりを手放したくない――。
少しでも長く一緒にいてもらえるように、試行錯誤する日々が始まって…!?